エリア88 (AREA 88) 旧OVA と、後にフジテレビ系で放映されたアニメを収録したDVD(全6巻) の合計全8巻 を出品させて頂きます。

旧作について
出品させて頂いているのは、国内向けレンタル版と、海外(アメリカ)発売版(2枚組)です。パンフなどはいっさい付きませんが、収録されている映像は販売専用DVD版と同じです。
このシリーズは、1985年あたりから販売専用のオリジナルビデオアニメとしてVHSやβビデオテープに収録したものが販売され、1985年夏には第3巻「燃える蜃気楼」の発売を記念して、最初に発売された「裏切りの大空」と「狼の条件」を編集したものが、小規模の映画館で上映されました。それからしばらくは音沙汰がなかったのですが、2003年秋頃、先の「裏切り～」と「狼の～」を収録したDVD第1巻と、「燃える蜃気楼」を収録したDVD第2巻としてキングレコードから発売されました。
問題は、第1巻に収録されたのは劇場公開用に編集された版のみとなっていることです。劇場公開版は、当初のOVA第1巻、2巻の構成を改め、冒頭でのバクシーのリアクションのタイミングを短めにしたり、フランスで神崎が風間の部屋を訪れた後の会話での間を削ったりする一方、「裏切り～」での神崎と涼子の会話をすべてカットし、そこに「狼の～」でのヤマト航空株主総会会場での涼子とその父である社長の会話に置き換える。また、「裏切り～」での夜間出撃シーンで風間が「そろそろ高度を落とさないと～」とアドバイスしたことに対して、僚機パイロットが「誰だ！？おれに指図するのは？」と威嚇するシーンを削るなどして、総計で2分50秒近くも短くなっています。OPとEDを除いた本編の合計を比較すれば簡単にわかることですが、劇場用編集版が98分なのにたいし、第1。2巻の合計は100分50秒にもなります。
これらの原盤であるOVAは、アメリカ発売版のDVDに日本語オリジナル音声＋英語字幕なしでノーカット収録されています。当初のVHS発売版に収録されていた、Act2「狼の条件」予告編も収録されています。(この予告編は日本国内専用DVDには収録されていません)。
また、アメリカ発売版には、アメリカ国内向けの販促用トレイラー(英語)が含まれていて、なかなかに実感があって良いものです。
このアメリカ版はパナソニックのディーガをはじめとする、ほとんどすべての国内プレーヤーで再生できますが、再生するたびに、英語字幕が自動で入るようになっているため、再生開始後にDVDプレーヤーのリモコンの「再生設定」ボタンを押し、字幕を「入」から「切」にする必要があります。そうすれば字幕は消えます。あと、画像が若干、日本発売版に比べて荒く、貧乏ビスタにして鑑賞した場合、画面が急激に移り変わるシーンで残像が残ります。キングレコードの国内正規版のほうが画質も音質もだんぜん良いです。
フジテレビ版について
出品させて頂いているのは総て、販売専用国内正規版です。各巻に簡単なパンフレットが付属し、また、ミニカードが付属します。DVDはたいへんきれいです。個人的な感想ですが、新品同様に見えます。
このシリーズでは、主役である風間真の声が塩沢健人さんから子安武人さんに代わっています。その他、すべてのキャラクターの声も変更されています。画面もノーマルサイズからビスタに広がり、音響も良くなるなど、なかなか良い雰囲気になっていると思います。原作からかなりの設定や構成の変更がなされたこともあって、原作ファンの人の評判は芳しくないと聞き及びますが、原作の真久部カメラマン役にあたる新庄カメラマン(声は三木眞一郎さん)がたいへんいい味出していてわたしは大好きです。
話はスタート時点こそほぼ同じ(カメラマンの来訪)ですが、OVAは風間の除隊まで描いているのに対し、テレビシリーズはOVAの第1巻「裏切り～」の脱走未遂までを、ドラマチックに膨らませて描いています。全編を通して、熱い男の友情！が余すところなく描かれている大傑作だと思います。