管打ち銃 在銘 籃谷権右衛門 光廣 全長113.3cm 旧家初出し

------商品説明------
ご覧いただきありがとうございます。
登録取りたて大口径の管打ち銃の出品です。

火縄銃を思わせる見た目ですが、台木の造りやニップル付近を見ると、火縄銃直しではなく特注でこの形状の管打ち式銃砲を造らせたものだとわかります。

■銃身
銃身は鍛巻張りと銘が切られてるだけあり、肉厚で凹錆や朽ち錆の無い、黒錆が美しく冴える一挺です。
照門・照星共に健全で、照門の下部には手彫りで壬申刻印の様な字が書かれております。
「第四千八百五十一番 岡山縣」と薄っすら目視出来ます。

当時物のニップルは指で取り外せますが、レンチ等で締めればガタなく今でもお使いいただけるコンディションです。
尾栓も健全でネジ山もしっかりしており、手でもキッチリと締まります。
ニップルが外す事も出来ますので、ネジのピッチが合えば違うものに交換もできます。

銃口から息を吹き込むとニップルからスムーズに空気が抜けていきます。
銃身の３個ある目くぎ穴の金物はグラつきなく台木と一致します。

■台木
長期間蔵に保管されておりましたが、経年の割に台のコンディションは非常に良く、銃身を外した部分は白樫の本来の色が美しいです。
カルカを収納する穴の切れ目は開きなくピッタリと閉じております。
火縄銃の銃床や台尻を彷彿とさせる形状で、右手で持つ部分にはなまこ金が付いております。

尾栓を仕舞う部分は焦げや減りなど無く、ほぼ未使用と言っていい程素晴らしいコンディションです。

全体的に華やかな飾りがなく、シンプル仕上げられた姿を見るととても雄々しく、無骨な見た目は飽きが来ません

■カラクリ
コキン、という音と共に撃鉄が上がり、引き金を引くと力強くニップルを叩きます。
中のカラクリは折れや伸び等無いと思われ、撃鉄を上げる際はハーフ・フル共にしっかりとカムを感じられます。
ハーフ・フルコックし、引き金を引けば力強く撃鉄がおりますので、実際に雷管を入れても発火するかと思います。
（当方は雷管が発火するかどうかは確認しておりません。あらかじめご了承ください。）


ニップルや尾栓も健全で金具類の欠品や欠落等の無い非常に価値のある一品です。

尾栓もニップルも開く 実際に時代行列等でご使用いただくのもオススメですが、とても あくまでも古美術品ですので、当古式銃で事故が起きた際は自己責任でお願いします。

写真にて商品

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