JBLのブックシェルフスピーカー「J2050」です。r 外観は民生機「J520M」と非常に似ていますが、寸法や積んでいるユニットがすべて異なる別品です。r Made i USA。日本未発売品で、ややレア。r r 以下の整備を施しています。r ・ ツイーターユニットの補修r ・ コンデンサ、抵抗器の交換r ・ スピーカーターミナルの交換r ・ バスレフポートの改修r ・ サランネットの洗浄r r ツイーターユニットの前面樹脂パネルのネジ穴部分に亀裂があり、それを裏面からアセトン含有接着剤で補修し、延命を図っています。r 併せて、固定ネジにはウレタンワッシャーを新たに挟み込んでいます。r (写真7枚目、9枚目)r r 内蔵ネットワークのツイーター側のパーツを交換しています。(7枚目)r コンデンサをアルミ電解からJatzeAudio製フィルムコンデンサ「MKTCap」に変更。r 抵抗器は酸化金属皮膜抵抗に変更。r ウーファー側の変更はありません。既存のネットワーク基板は撤去しています。r r 上記に伴い、配線をすべて引き換えています。r r スピーカーターミナルは、バナナプラグ対応品に換装しています。(7枚目)r r 内部の吸音材として使われているグラスウールの吐き出しを防ぐため、バスレフポートの内側をガーゼで覆っています。r r サランネットは石けんで手洗いしてあります。r r -----r r キャビネットは、背面の角に一か所黒ずみがある(7枚目)ほか、表層に薄い傷があるものの、目立つものはなく綺麗です。r r 前面サランネットは、樹脂部に薄く擦れがある程度です。(9枚目)r ネット自体に破れはありません。r r -----r r 音質的な部分にはあまり手を入れず、補修や補完に重きを置いた整備内容となっています。r r 音は、低音域はあまり下部まで出ませんが、中高音の明瞭な小気味良さは、エントリークラスながらさすがJBLといったところです。r r -----r r 主な定格r ・ 2WAY/2Speaker/バスレフ型r ・ 寸法:W203 x H315 x D165 mmr ・ 重量:3.6kg(1本)r ・ 再生周波数帯域:70Hz~23kHzr ・ 推奨入力:10W~80Wr ・ インピーダンス:8Ωr ・ 出力音圧Lv:88dB/SPL